光殺菌療法

“光殺菌療法(Photodisinfection)”のご案内

歯周病は我が国では成人の80%以上の人が罹っていると言われ、年齢や親からの遺伝ではなく歯周ポケットの中にいる 『複数の細菌による細菌感染症』 です。

そのため、最近では、細菌のDNAを用いた細菌検査を行い複数の細菌を同定して、長期間の数種類の抗生物質を内服する抗菌療法が行われております。しかし、長期間の抗生物質の服用により、患者さんによっては胃腸障害などの副作用が問題となりました。

そこで、たかはし歯科医院では抗生物質に頼らない抗菌療法を検討した結果、最先端の光殺菌療法を導入致しました。

光殺菌療法とは?

医科で悪性腫瘍の治療などに応用されてきた光線力学的治療(Photo Dynamic Therapy:PDT)が歯周病治療に導入され、現在、世界が注目しているレーザー光による最先端の歯周病菌の殺菌治療です。

それは、歯周ポケット内に潜む細菌を染色して、無熱(冷光)のレーザー光を照射して活性酸素を発生させて活性酸素で、歯周病に関係する複数の細菌や毒素を殺菌して治癒を促進致します。

ターゲットとなるのは“細菌”ですので、歯肉や歯槽骨の細胞や組織を死滅さすことはありません。

光殺菌療法の特色は?

(1)抗生物質を服用しないので、副作用や耐性菌の出現がないこと。

(2)簡単な2ステップの治療法です。

ステップ-1:歯周ポケット内に光感作溶液(染色)を注入して、細菌に結合させます。

ステップ-2:非熱のレーザー光を約60秒間照射します。

光殺菌療法の簡単な2ステップの治療法

(3)60秒間の照射直後から抗菌および抗炎症作用が発現します。
抗生物質だと5日以上の治療期間を要すると言われています。

(4)組織損傷や歯槽骨破壊の原因となる細菌の毒性因子を無くします。
(不活性化する)

光殺菌療法の対象は?

(1)特定の歯周病菌が関与している侵襲性歯周炎
(2)重度に進行した歯周炎および難症例の術後の管理
(3)難治性歯周炎および再発性歯周炎
(4)歯周病治療後の管理(メインテナンス療法)
(5)外科手術前の殺菌
(6)歯周病による菌血症の防止
(7)インプラント周囲炎
(8)根管治療

などがあります。

光殺菌療法への治療の流れ

侵襲性歯周炎や重度に進行した歯周炎および難治性歯周炎では、光殺菌療法の前後に関連細菌の確認や光殺菌療法の効果を確認するために、病態によって『細菌のDNAを用いた細菌検査』を行う必要がある場合があります。

光殺菌療法を行う時期は、基本的には全体の歯石を取り終わった後に行います。

回数は間隔があき過ぎると、細菌の再増殖が起こるので、『1クール』として1週間に1~2回の来院が必要となり、これを3~5回続けます。

光殺菌療法で効果がかんばしくない場合には、外科療法に移行することがあります。

1例として、

『細菌検査』⇒『歯石除去』⇒『光殺菌療法』『光殺菌療法』⇒『細菌検査』⇒『外科療法』

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